禁煙知識

なぜタバコを吸ってはいけないのかを改めて理解しておきましょう

タバコは20歳になるまで吸ってはいけません。

しかし、20歳になれば吸っていいわけではありません。
タバコは毒物ですので、吸わない方がいいです。

ここでは一般に言われるタバコの危険性について学びつつ、私なりの見解も述べたいと思います。

ニコチンとタールのどちらが体に悪い?

タバコに含まれている有害物質といえば、ニコチンとタールが有名ですね。

ニコチンとタールのわかりやすい違いは、その依存性と発がん性の有無にあります。

依存性発がん性
ニコチンありなし
タールなしあり

タールには発がん性がありますので、体に良くないものであることは非常にわかりやすいですね。

一方、ニコチンには発がん性はありませんが、依存性があります。
発がん性がなくとも体に悪影響はあり、心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす原因となります。

発がん性があるということでタールの方が危険な成分のように見えますが、私は断然、ニコチンが危険だと考えています。

「ニコチンを求めてタバコを吸い、タールによって死亡する」

http://www.hanshinsougo.co.jp/greenclub/vol188/kenko.html

と言われるように、タバコを吸いたくなるのは、体がニコチンを欲しがることによるものです。
決してタールが欲しいのではありません。

タバコが原因で死に至る場合の多くはタールによるものですが、タールを摂取することになる原因はニコチンにあります。

ですから、本当に危険なのはニコチンなのです。

タールが含まれていなければいいの?

タールよりもニコチンの方が危険だと言いましたが、それはニコチンの依存性によって喫煙習慣が生まれ、喫煙をすることで発がん性のあるタールを摂取することになるからです。

とすると、タールを一切含まず、ニコチンだけを含むタバコであれば吸っても良いことになってしまいますが、そうではありません。

ニコチンは発がん性がないので軽視されがちですが、ニコチンそれ自体は猛毒です。
摂取量によっては死に至る非常に危険な物質です。

タールが含まれていなければそれでいいということは決してありません。

電子タバコなら吸ってもいいの?

電子タバコにはニコチンやタールが共に含まれているものも、共に含まれていないものもあります。

先述のように、タールが含まれていなければ吸ってもいいわけではありませんが、ニコチンもタールも含まれていない電子タバコであれば吸っても良いのかもしれません。

しかし、ニコチンの依存性に頼らずに、タバコを吸い続けることができるのでしょうか。

タバコが吸いたくなるのはニコチン切れによるものですので、ニコチンが含まれていなければタバコを吸う意味がありません。

それに気づきやめられれば良いですが、物足りなさに耐えきれず、ニコチン入りのタバコに目移りしてしまうことはないではないでしょうか。

そもそも、ニコチンを含まないタバコを吸うというのは本末転倒なのです。

せっかくだから、ニコチン入りのタバコを吸ってみたくなるのが自然な考え方ではないでしょうか。

このように、だんだんエスカレートする危険性を考慮したうえで、健康上の問題がない電子タバコでも吸わないべきだと私は思います。

なぜタバコを吸ってはいけないのか

海外のタバコなどで、肺が真っ黒になったショッキングな写真が採用されているパッケージを見たことがあるかと思います。

「肺が黒くなるから、タバコを吸ってはいけません」

などと言う気は、私にはありません。

ここまで、タバコがもたらす健康上の悪影響に触れてきました。
しかし私個人としては、タバコがもたらす最大の害は健康に対してのものだとは考えていません。

禁煙を達成した今でもその考え方は変わっていません。

むしろ私は思います。
肺が黒くて何が困るの?と。

誰にも見られるようなものでもありませんし、肺が黒いことに対して困っている方など見たことがありません。

タバコを吸っても直ちに死ぬわけでもありませんし、世の喫煙者は普通に生活していらっしゃいます。

何より、喫煙者の皆さまはおいしそうにタバコを吸っているではありませんか。
それのどこに問題があるのでしょう?

タバコを吸い始める方の多くは、若い世代の方だと思います。
若い世代の多くの方は健康そのものでしょうし、また健康に対する関心も薄いことでしょう。

がんになるだとか、肺が黒くなるだとか、そんなことが抑止力として響かない人間もいるわけです。

そんな方にぜひ伝えたい、私がタバコは吸ってはいけないと勧める理由。
それは、タバコを吸うと人生がつまらなくなるからです。

詳しくは下の記事で説明しています。

タバコを吸うと人生がつまらなくなります

あなたがタバコを吸うべきでないのは誰の為か

若い世代の方は、遊び盛りで楽しいことが大好きなはずです。
遊びの一貫として、タバコを吸ってみたいと思うこともあるでしょう。

しかし先述のように、タバコを吸い始めると人生がつまらなくなります。
自分に対するデメリットを正しく理解しましょう。

また、副流煙によって他人に迷惑をかけてしまうといったことはありますが、他人への迷惑よりも何よりも、まず自分の事を第一に考えましょう。

楽しい人生を送るために、タバコはあなたのために吸わないべきなのです。

禁煙補助薬「チャンピックス」体験談

プロフィール

-このサイトの記事を書いている人-

・名前 : 禁煙マスター
・禁煙歴:1745日目
・喫煙していた年数 : 12年(〜2020年3月)
・愛煙していた銘柄 : セブンスターボックス14mg
・喫煙していた本数 : 30〜40本 / 日
・職業 : webエンジニア

部屋の中でもタバコを吸っていた昭和カタギ。
寝起きにタバコ、食後にタバコ、仕事の合間にタバコ、寝る前にタバコ。
日々の生活の一段落を常に共にしたタバコ。

いつか来るであろう医師からの本気の「タバコをやめてください」に備え、思い立ったその日に軽い気持ちで禁煙を開始する。

禁煙に関する情報を漁っているうち、喫煙は脳科学的に人生をつまらなくしているという結論に至り、禁煙を強く決意。

本人の意思に反してタバコをやめざるをえない時というのは、健康に大きな問題を抱えた時であるはずです。
そんな心身ともに弱っている時に、大好きなタバコをそう簡単にやめられるでしょうか。いや、やめられない。

健康状態に問題がないときに禁煙することが一番楽なのだと気づきました。

タバコは健康なうちにやめておけばいいのです。

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