禁煙は思っていたよりも簡単でした
禁煙心得
禁煙心得
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タバコを捨てることは非常に重要だと思います。
禁煙を初めるに至ったわけですし、それを成功させたいのですから、描く未来にタバコは存在しません。
灰皿もライターも全て捨てましょう。
捨てることができなければ、おそらく禁煙は失敗するかと思います。
人間は非常に弱い生き物ですし、弱いからこそタバコなどというものに逃げているわけです。
タバコがあるのに吸わないでいることなどできますか?
物理的にタバコを吸えないようにし、自分に逃げ場を与えないようにしましょう。
私の場合は単に捨てるだけでなく、タバコというものがもう世の中に存在しないものであるということにして乗り切ろうという、自分への暗示的な意味合いもありました。
これはタバコを捨てるべきことにつながります。
当たり前ですが、タバコはタバコを連想させますので、タバコは捨ててください。
私だけかもしれませんが、カレーを食べた後に吸うタバコが大好きでした。
食後に吸うタバコはいつも美味しいのですが、カレーを食べた後は格別だったのです。
だからカレーを食べることをやめました。
カレーを食べたらタバコが吸いたくなると思ったからです。
一般的にはコーヒーやお酒を飲むときにタバコを吸いたくなる方が多いかと思います。
タバコと相性のいいものやタバコを連想させるものに極力触れないように行動すると良いでしょう。
おやつ、夜中のラーメン、いつでもなんでも食べていいことにしました。
もちろん太ります。禁煙開始2週間せず3kg太りました。
数週間経てば、褒美を与えなくても済むようになります。
禁煙に比べればダイエットは簡単なので、体重を落とすことなど後でやればいいのです。
とにかく禁煙を成功させるためだけに注力し、全力で自分を甘やかしましょう。
少なくとも、自分を甘やかしている間はタバコが気にならないはずです。
禁煙が順調に進むなら、それ以外のことはどうなってもいいという意気込みでいきましょう。
完全禁煙開始1週間程度は、タバコの事ばかり考えてしまいますし、せわしなく落ち着かない気分が続きます。
ふとしたときにタバコに手を伸ばすという生活習慣が祟り、禁煙するとどうしていればいいかわからず、いてもたってもいられないのです。
都合がつくならば、落ち着いている必要はありません。
運動を行いましょう。
私の場合は、筋トレ・ランニング・サイクリングを行いました。
これらの運動はお金もかかりませんし、導入も容易です。
筋トレとランニングは禁煙の補助としての効果がかなり高いのですが、怪我のリスクも高いので、やりすぎないようにしましょう。
体をある程度休めつつも運動は行い続けるために、サイクリングの導入が非常に有効です。
ご存知のとおり、筋トレは過酷です。
当たり前ですが、過酷なことをしている時ってタバコどころではないんです。
筋トレ中は、タバコのことを考える余力すらありません。
短期的に見れば、禁煙よりも筋トレの方が圧倒的につらいものなので、気が紛れますよ。
ランニング中に浴びる副流煙ほど嫌なものありません。
自分がタバコを吸っていることは棚にあげ、もともと他人の煙は好きではないのですが、ランニング中の煙はともかく迷惑なのです。
ランニング中には心拍数が上がり、多量の酸素を必要とすることによるものなのでしょう。
ランニングによって、タバコが欲しくない時間を作ることができます。
ママチャリでもいいですし、漕ぐスピードはゆっくりでもいいです。
なぜならこれは、いてもたってもいられない時間を浪費することが主な目的だからです。
禁煙は時間との戦いなのです。
なんであろうが、90日間(2160時間)タバコを吸わなければ禁煙達成です。
タバコを吸わない1時間を積み重ねていけばいいのです。
ランニングや筋トレは運動強度が高いためそれほど長時間行うことはできませんが、サイクリングなら2, 3時間は可能でしょう。
サイクリングで体を動かし、適度に酸素を欲しつつ、なるべく長い時間を浪費しましょう。
サイクリングは運動強度が高くないので、タバコへの意識を完全には消し去ることはできません。
気になる方はペースを上げるなど、運動強度を適宜調整してみてください。
ランニングや筋トレは、禁煙を成功に導くうえでとても効果的なものでした。
しかし起きている間、常に運動をし続けるわけにはいきません。
むしろ運動できる時間というのは、体力的にも現実的にも1日あたり数時間が限界といったところでしょう。
運動していない時間の方が圧倒的に長いわけですから、その時間をどうやり過ごすかが大切になるのです。
あまり聞こえは良くありませんが、ニコチンには依存できなくなってしまったので、他のものに依存して気を紛らわせると良いでしょう。
私の場合はガムに依存することを選びました。
ガムを噛むという行為は、運動とは異なりずっと継続することが可能ですし、よく言われる「口寂しさ」も解消してくれるので、禁煙ととても相性が良いです。
ガムはガムでもニコチンガムを噛んでしまうと、チャンピックスによる禁煙では失敗の扱いとなりますので注意してください。
私は一日中ずっとガムを噛み続けていました。
顎が痛くなりましたしお腹もゆるくなりましたが、しのごの言っている場合ではありません。
禁煙が達成できればそれで良いのです。背に腹は変えられません。
私はクロレッツというガムを愛用しました。
各種ガムを試してみましたが、長時間噛んでも噛みごたえが損なわれないガムが禁煙に向いていることがわかり、クロレッツはまさにそれでした。
いつまでもガムに依存し続けるわけにもいかないので、完全禁煙3週間達成した日からガムをやめました。
すると驚いたのですが、タバコよりもガムが欲しい自分に気づきました。
この時初めて禁煙が順調に進んでいるということを、実感として得ることができました。
2日間くらいでガム無し生活にも慣れることができました。
ニコチン依存症とは異なり、ガム依存症の解決は簡単でした。
喫煙所の近くや居酒屋のような場所は避けた方が無難かもしれません。
禁煙開始当初は、タバコを吸っている人がうらやましくなることもあるかもしれません。
しかし数週間でも禁煙に耐えられれば、高みの見物ができるようになります。
それまでは意識的にタバコとの接点を持たないようにしましょう。
ニコチン切れのイライラはチャンピックスの服用により抑えられますが、仕事や生活の一部として発生したイライラは防げません。
イライラの原因がニコチン切れであろうが何であろうが、イライラすると反射的にタバコが吸いたくなりますよね?
イライラしないようにする事はかなり難しいかと思いますので、イライラするような機会に遭遇しないことを心がけましょう。
これは実際に禁煙をやってみて思った個人的な感想にすぎないのですが、ご参考までに。
タバコというものはこちらから別れを切り出さなければ、ずっと一緒にいてくれます。
長年にわたり常に一緒に居続けた相手に対して、別れを切り出すことは相当の覚悟が必要です。
禁煙開始当初は常にタバコのことを考えてばかりの生活となります。
つらい時にすることといえば、ガムを噛んでみたり、歯磨きをしてみたり、運動してみたり、、、基本的に紛らわせしか対処法がないのです。
タバコのことを完全に忘れることはできないので、タバコ以外の事に意識的に注意を向けましょう。
するとタバコに対する異常な執着は次第に薄れていきます。
立ち直れない失恋は無いことと同じように、タバコをやめられないということなど無いのです。
禁煙補助薬「チャンピックス」体験談
-このサイトの記事を書いている人-
・名前 : 禁煙マスター
・禁煙歴:1744日目
・喫煙していた年数 : 12年(〜2020年3月)
・愛煙していた銘柄 : セブンスターボックス14mg
・喫煙していた本数 : 30〜40本 / 日
・職業 : webエンジニア
部屋の中でもタバコを吸っていた昭和カタギ。
寝起きにタバコ、食後にタバコ、仕事の合間にタバコ、寝る前にタバコ。
日々の生活の一段落を常に共にしたタバコ。
いつか来るであろう医師からの本気の「タバコをやめてください」に備え、思い立ったその日に軽い気持ちで禁煙を開始する。
禁煙に関する情報を漁っているうち、喫煙は脳科学的に人生をつまらなくしているという結論に至り、禁煙を強く決意。
本人の意思に反してタバコをやめざるをえない時というのは、健康に大きな問題を抱えた時であるはずです。
そんな心身ともに弱っている時に、大好きなタバコをそう簡単にやめられるでしょうか。いや、やめられない。
健康状態に問題がないときに禁煙することが一番楽なのだと気づきました。
タバコは健康なうちにやめておけばいいのです。