禁煙補助薬「チャンピックス」体験談
禁煙補助薬
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チャンピックスには次のような作用があります。
簡単に言うと、チャンピックスはドーパミン放出のコントロール役として働きます。
ドーパミンは快感を生む物質です。
快感だけにとどまらず、やる気、気分、記憶、注意、睡眠、学習など、その影響は広範囲に渡ります。
下図のように、チャンピックスは喫煙者の脳内にあるニコチン受容体に結合し、少量のドーパミンを放出させます。
また、チャンピックスがニコチン受容体に結合しているので、ニコチンがニコチン受容体に結合することを物理的に阻害します。
ニコチンが放出するドーパミンは大量なので大きな快感を覚え、この快感がタバコがおいしいものと感じてしまったり依存してしまう原因です。
一方、チャンピックスが放出するドーパミンは微量なので大きな快感も依存性もなく、また少なすぎない量のドーパミンは放出されるため、ニコチン切れのイライラを軽減させることにつながります。
いわゆるニコチン切れの状態とは低ドーパミン状態のことであり、そうならないようにチャンピックスがドーパミン放出の手助けをしてくれます。
チャンピックスの服用方法は次の3つの期間により異なります。
朝昼夜の食後いつでもいいので、チャンピックス0.5mg錠を1日1錠だけ服用します。
朝夜の食後にチャンピックス0.5mg錠を1錠服用します。
朝夜の食後にチャンピックス1mg錠を1錠服用します。
チャンピックスを用いた禁煙は、3ヶ月間タバコを吸わなければ成功と位置付けられています。
数週間の禁煙に成功すると、もう薬を飲まなくてもずっと禁煙し続けられるという気になりますが、実際はそう簡単なものではありません。
ニコチンは脳内でニコチン性のアセチルコリン受容体にくっつき、ドーパミンなどの報酬系脳内物質を出す。これによって中毒性の依存症になるわけだ。
https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20180207-00081366/
人間の脳には可塑性があり、また何かの影響で変異が起きても可逆的に元に戻ることがある。タバコを吸うことで大脳皮質にあるこの受容体は3~4倍にまで増える。
禁煙後、1ヶ月経たないとこの肥大した受容体は元には戻らず、6~12週間でようやくタバコを吸わない人と同じレベルに戻る
とありますので、3ヶ月(約12週間)という期間は科学的根拠に基づいたものなのです。
3ヶ月経つまでは、脳科学的には非喫煙者にはなりきれていないのです。
ここまでの努力を無駄にしないために、必ず3ヶ月間は服用し続けましょう。
禁煙補助薬「チャンピックス」体験談
-このサイトの記事を書いている人-
・名前 : 禁煙マスター
・禁煙歴:1744日目
・喫煙していた年数 : 12年(〜2020年3月)
・愛煙していた銘柄 : セブンスターボックス14mg
・喫煙していた本数 : 30〜40本 / 日
・職業 : webエンジニア
部屋の中でもタバコを吸っていた昭和カタギ。
寝起きにタバコ、食後にタバコ、仕事の合間にタバコ、寝る前にタバコ。
日々の生活の一段落を常に共にしたタバコ。
いつか来るであろう医師からの本気の「タバコをやめてください」に備え、思い立ったその日に軽い気持ちで禁煙を開始する。
禁煙に関する情報を漁っているうち、喫煙は脳科学的に人生をつまらなくしているという結論に至り、禁煙を強く決意。
本人の意思に反してタバコをやめざるをえない時というのは、健康に大きな問題を抱えた時であるはずです。
そんな心身ともに弱っている時に、大好きなタバコをそう簡単にやめられるでしょうか。いや、やめられない。
健康状態に問題がないときに禁煙することが一番楽なのだと気づきました。
タバコは健康なうちにやめておけばいいのです。