禁煙日記〜チャンピックス体験談〜
禁煙日記
禁煙日記
禁煙日記は日記ですので日記調の取るに足らない内容となっていますが、禁煙達成の為の気の持ち方や行動のとり方など、取るに足らなくない内容も稀に含まれているかもしれません。
今まさに禁煙に取り組まれている方への心の支えとなればと思っています。
完全禁煙2週目の喫煙本数と体重は以下の通りでした。
喫煙本数 | 体重 | |
完全禁煙8日目 | 0 | – |
完全禁煙9日目 | 0 | – |
完全禁煙10日目 | 0 | – |
完全禁煙11日目 | 0 | 75.3 |
完全禁煙12日目 | 0 | 73.2 |
完全禁煙13日目 | 0 | 73.5 |
完全禁煙14日目 | 0 | – |
今週も一切タバコを吸わずに過ごす事ができました。
先週は気が気でないほど落ち着かない気持ちで過ごしたり、落ち着かない自分を乗りこなして過ごしましたが、今週は多少ではありますが落ち着きを取り戻してきたように思います。
とはいえ、少しでも落ち着けるのはガムのおかげである部分は大きいと感じています。
今週は体重に大きな変化が見られ、完全禁煙11日目にはその1週間前と比較して体重が3kg増え75kg台に達しました。放牧を終えた馬かのごとくの成長です。
禁煙による体重増加は80%の人に見られます。しかし、体重増加の平均は2㎏前後にとどまっており、禁煙が落ち着くと体重増加は停止し、ほとんどは減少に転じるといわれています。
https://www.sonykenpo.or.jp/member/health/nonsmoking/nonsmoking_mame16.html
禁煙すると体重が増加するとはよく聞きますが、私の身にもちゃんと当てはまりました。
今週は体調にも明らかな変化が現れ始めたり、タバコの本当の恐ろしさに気づいた一週間となりましたので、そのあたりの近況をお伝えします。
今週は、私の身に次のような体調の変化が起きました。
体重増加はあまりよくないのかもしれませんが、体の機能が正常な状態に戻っているというような感覚を持ちはじめました。
胃腸の機能が回復してきたのか、とにかくお腹が空きます。
禁煙中は食べたいものを何でも食べていいことにしていることもあり、もはや暴食に近い食べ方をしていました。
1週間で3kgも増えたのはおそらく人生で初めてのことです。
しかし、そのすぐ翌日に2kgも体重が落ちました。
原因はよくわからず、同じように食べているのに不思議なものです。
せきやたんが出にくくなりましたし、深呼吸したときの空気の喉の通り方も明らかに違います。
都会の汚れた空気ではありますが、空気が綺麗になったような気さえします。
タバコが喉に相当な負担をかけていたのでしょう。
朝の目覚めも良くなり、倦怠感も口の中の不快感も軽減されました。
朝から調子が良いので活力がみなぎり、1日をより良く過ごせているような気がします。
先週は1日を乗り切ることで精一杯で、精神的にあまり余裕のない生活を過ごしていました。
しかし、今週に入ってから多少なりとも落ち着きが保てるようになり始めましたので、禁煙について色々調べようと思いたちました。
先週はタバコのことが気になって仕方がなく、タバコを吸っている人や、街中にある禁煙マークの絵ですら見ることに抵抗がありました。
しかし、今ならタバコにまつわる様々を落ち着いてインプットできるのではないかという気がしたのです。
そもそも私が禁煙を始めた理由は自分自身の健康を気にしたからでなく、ささいなものにすぎませんでした。
ヘビースモーカーだった私が禁煙を決意したきっかけ
ゆえに禁煙に対する決意や意識がそれほど高くなく、何かのきっかけで挫折しかねないと言えばそうなのです。
禁煙についての知識を得ることで、禁煙に対する決意をより固められるのではと思いました。
私はチャンピックスを服用して禁煙をしていますので、禁煙を知るためにはチャンピックスを知ることが必要です。
チャンピックスの基本的な情報については、下の記事をご覧ください。
禁煙補助薬「チャンピックス」とは
チャンピックスを知るといっても、チャンピックスの効能が何か、どのように作用するかについては、チャンピックスの服用前から理解していました。
少し違った視点に立ち、「チャンピックスがそのように作用することが、なぜ禁煙の補助となるのか」について色々と考えを巡らせてみました。
チャンピックスとは簡単に言うと、ニコチンをブロックしつつ、ニコチンの代わりとなり、ニコチンよりも微量のドーパミンを放出させる薬です。
ニコチンよりも微量のドーパミンを放出させる目的は、ニコチン切れのイライラを軽減するためです。
ニコチン切れのイライラを感じたら、タバコを吸う以外では解決できないですよね?
ということは、ドーパミン放出がタバコを吸うことでしか賄えないということです。
ここでドーパミンとは何かを確認しておきましょう。
ドーパミンは快感を生む物質です。
快感だけにとどまらず、やる気、気分、記憶、注意、睡眠、学習など、その影響は広範囲に渡ります。
通常、ドーパミンは次のような日常の些細なきっかけで放出されます。
しかし、
喫煙者はドパミン供給を強く行うニコチンという薬物に依存しているため、普段の生活の中、例えば食事という刺激ではドパミン供給はなされません。
http://square.umin.ac.jp/nosmoke/nd.html
ともあるように、喫煙者はタバコを吸わなければドーパミンを放出できません。
つまり喫煙者は、快感をはじめとした人間が本来持っている様々な機能をタバコを吸うことでしか働かせられないということですし、日常の些細なきっかけによる快楽も得られていないということです。
それは人生がつまらなくなっているということの他でもないという結論に至りました。
タバコが体に悪いということは二の次であり、このことがタバコの本当の恐ろしさであるように私には感じられますので、なんとしてでも禁煙を成功させようと決意しました。
肺が黒くなるとか、がんになるからタバコを吸ってはいけないと小学校で教わりましたが、「人生がつまらなくなるからタバコを吸ってはいけないよ」と言われていたら私がタバコを始めることもなかったのかもしれません。
そんな考えを巡らせつつ、禁煙達成を強く決意した一週間となりました。
完全禁煙3週目〜顎痛〜
禁煙日記〜チャンピックス体験談〜
-このサイトの記事を書いている人-
・名前 : 禁煙マスター
・禁煙歴:1745日目
・喫煙していた年数 : 12年(〜2020年3月)
・愛煙していた銘柄 : セブンスターボックス14mg
・喫煙していた本数 : 30〜40本 / 日
・職業 : webエンジニア
部屋の中でもタバコを吸っていた昭和カタギ。
寝起きにタバコ、食後にタバコ、仕事の合間にタバコ、寝る前にタバコ。
日々の生活の一段落を常に共にしたタバコ。
いつか来るであろう医師からの本気の「タバコをやめてください」に備え、思い立ったその日に軽い気持ちで禁煙を開始する。
禁煙に関する情報を漁っているうち、喫煙は脳科学的に人生をつまらなくしているという結論に至り、禁煙を強く決意。
本人の意思に反してタバコをやめざるをえない時というのは、健康に大きな問題を抱えた時であるはずです。
そんな心身ともに弱っている時に、大好きなタバコをそう簡単にやめられるでしょうか。いや、やめられない。
健康状態に問題がないときに禁煙することが一番楽なのだと気づきました。
タバコは健康なうちにやめておけばいいのです。